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2021/08/24 12:35

「減塩しないで変塩しましょう!」

世の中では減塩が騒がれ塩分は悪者扱い。テレビや大手食品会社もこぞって減塩押し、、健康のために減塩?塩見が減った分、添加物や化学調味料ふえる? 本末転倒です。
塩は減らせば減らすほどよいとされがちですが、減らす必要があるのは高純度塩化ナトリウムです。ナトリウムだけを偏って取っていると高血圧などになりやすいのです。
塩が高血圧を誘発するのは精製塩、いわゆる食塩を摂った場合である。 海水から水分だけを蒸発させた自然海塩には、 塩化ナトリウム マグネシウム カルシューム ヨウ素 等の ミネラルがバランス良く含まれている。 しかし食塩という名の精製塩は、その中から塩化ナトリウムだけを取り出したもので その99%は純粋な化学物質である塩化ナトリウムである。
本当に塩分で高血圧になるならクジラやイルカはみんな高血圧のはずである。 塩が専売制になったのは1905年である。 その頃の塩は自然海塩に近く、塩化ナトリウムが80%を超える塩は全製品の20%ぐらいであった。 それが技術革新により、純度の高い(塩化ナトリウム)塩がつくられるようになり 1947年には塩化ナトリウムが90%を超えるものが50%となった。
実にこの時期を境に高血圧の有病率が上昇したのである。(血圧の基準のラインが下がったのも伴ってますが)
精製塩が体に良くない最大の理由は、塩化ナトリウム以外のミネラル分を全て切り捨ててしまったことにある。 例え、そのミネラルが微量であろうと、自然界に存在する成分はすべて必要だからそこに存在しているのである。 一般的に漬けものには粗塩が使われる。当然食塩を用いるとおいしい漬物が出来ないのであるが、食塩にはべとつきを防ぐために炭酸マグネシウムが入っており、これが乳酸菌の育成を阻害するからである。
とにかく出来る限り自然海塩を使用するがよい。 但し、酸化しやすいので密閉容器に入れ保存に気配りが必要である。 塩が専売制になったのが問題ではない。塩化ナトリウムの純度が90%を超える技術革新が問題なのである。 さらに自然海塩に含まれる微量ミネラルを無視したことに問題があるのである。 ここにも自然の摂理に気付けという教えがある。 何でもかんでも純粋に近づければよいというものではない。
「特に病院食について、いつも残念に思います。薄味でおいしくないとよく言われますが、きちんと塩分を取らないと元気がなくなってしまいます。医師に海水塩を使うようにとアドバイスしていただきたい。よい塩を使って美味しいと思える味付けにしてほしいのです。」
海水塩のようにナトリウムのほかにマグネシウムなどのミネラル分が適度に含まれている塩ならば、ナトリウムの量が同じでもその働きは全く違い、体に負担をかけません。ナトリウムを野菜と一緒に摂れば野菜に含まれるカリウムと一緒にナトリウムも排泄されるため、過剰摂取も避けられます。


・天然塩は身体に必須な栄養素

・高血圧になる原因そのものではない

・ミネラル、カルシウム、マグネシウムなど多くの栄養成分がある

・身体の神経伝達、体液調整、血液の不調改善作用を担ってくれている

※注意点としては、食塩などの塩分と天然塩とを混合しないこと。また、天然塩であってもナトリウム成分は含まれているので、過剰摂取は厳禁。適度な量を摂取して下さい。

 (例)身長160cm、45kg、28歳女性、家事。一日二食。食材の味を感じる程度のうすめの味付け和食 + 天然塩 3 つまみ程

   小分けにして少しづつとるようにして下さい。例外はありますが塩辛いと感じた場合は、からだに塩分が足りている可能性が高いので無理に摂取する必要はありません。 

※WHOの「塩分は1日4~5g」という基準は間違いです。あくまで平均値であって必ず全ての人の適量がこれに当てはまる訳ではありません。

 塩分は年齢、環境、によって摂取量は大きく異なります。炎天下で働いている人と、家で静かに過ごしている主婦とでは必要な塩分量は違います。

【石垣の塩取材分抜粋】
海水塩・・・海水を天日により感想、濃縮、または煮詰めたもの。
再製塩・・・海外の天日塩を溶かして煮詰めて再結晶化したもの。なぜわざわざ再生するの?詳しくはこちらをご覧ください。http://www.hakatanoshio.co.jp/trivia/qanda.html
精製塩・・・工業的に電解処理して高純度の塩化ナトリウムを取り出したもの。他のミネラル分はほとんど含まれない。
岩塩・・・大量の海水か干上がり、堆積した各ミネラル類の層から、塩化ナトリウムの層を採掘したもの。